新型インフルエンザの流行について、厚生労働省健康局結核感染症課の中嶋建介・感染症情報管理室長は2月26日の記者会見で、「峠は越えている」との認識を示したものの、当面は現行の対策を継続する方針を示した。
インフルエンザ定点医療機関当たりの全国の患者報告数は、15-21日の週は1.76で、前週より1.05ポイント減った。全国的な流行入りの指標となる1.0を、次週にも下回る可能性がある。 中嶋室長は会見で、定点当たり報告数に地域差があるため、「一様にピークアウトしたかは(判断が)難しい」との見解を示した。また、最近でも毎週、新たに100人以上が入院し、死者も発生していると指摘。世界的な大流行(パンデミック)が最悪期を脱したとの判断を見送ったWHO(世界保健機関)が、引き続きサーベイランスを実施するよう強調していることもあり、「直ちに手だてを緩めることは難しい」と述べた。 中嶋室長は会見後、記者団に対し、定点医療機関からの患者報告や休校数の把握は平時にも実施しており、新型インフルエンザの発生を受けて新たに始めたサーベイランスは、▽入院患者の数や症状の把握▽医療機関などでの集団発生の把握▽死亡例の迅速な把握―の3つだけだと説明。これらを取りやめれば、再流行の始まりの把握や、次のパンデミックとの比較が難しくなると指摘した。 【関連記事】 ・ インフル流行、警報地域無くなる―患者数4週連続減 ・ 入院が5週、休校が4週連続で減少―インフルエンザ ・ 依然ほとんどが新型も、B型が微増―インフルエンザで感染研 ・ 低い死亡率、少ない妊婦患者―新型フル、日本は特異? ・ 急増するインフルエンザ脳症、8割以上が新型で発病―国立感染症研究所 ・ 専門学校設立名目で600万詐取=容疑で元校長逮捕−警視庁(時事通信) ・ 雑記帳 声優の水樹奈々さんが「新居浜ふるさと観光大使」(毎日新聞) ・ 警察官夫婦、通勤中にお手柄=盗撮容疑で会社員男逮捕−警視庁(時事通信) ・ <社民・国民新>民主に幹事長会談を要請へ(毎日新聞) ・ <雑記帳>紅白ガニ「めでたい」と水族館の人気者に(毎日新聞)
by qmyluprl5t
| 2010-03-01 16:26
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